川端さんの落語絵本が大好きな10歳の息子と読みました。
花火が上がるときに「た〜まや〜!」と声をかけるのはなんでだろう?
とずっと思っていた私。
なるほどー。やっと意味が分かってすっきりな私と、
これから何が始まるのかワクワクの息子。
川端さんの落語絵本は、最初にその時代の文化についての
解説なんかもあるので、とっても勉強になるし、ありがたい!
そして、いよいよストーリーのほうは、
身重の奥さんを連れで両国橋に花火を見に行くことになった
たがやさん。
まさかの産気づいてしまった奥さんと、
橋の下から横から協力する人々の様子が、
なんだかとっても面白くて、
川端さんの手法によって生き生きと描かれたこの様子に、
「もしかしたら本当にあったかもしれない」と思わされてしまいます。
ついにここ一番の花火が上がったとき!
ページの隅っこに「おぎゃあ」と書かれているのが、
主張してなくてとってもいい!
やっぱり川端さんの落語絵本は間違いない!
またそう確信できた一冊です!