隣県の富山で志茂田景樹さんの絵本の講演会があったことを新聞で見ました。絵本のイメージがなかったのですが、この本を読んでみて、想像以上に良かったので、ビックリしています。
意図的にメッセージ性の強い本を刊行しているそうです。
他にも、何冊もあるみたい・・今度読んでみたいです。
この本は、一軒の家で飼われている2匹の犬のお話。
セントバーナードのぽんちは、家の外の犬小屋にいます。プードルのちりんが、いつも家の中にいて、かわいいリボンとベストを着ているのが羨ましくてたまりません。
ちりんは、外に家があって、お散歩も行けるぽんちが羨ましくてたまりません。
そんなことから、2匹はとっても仲が悪くなってしまうのですが、ぽんちはもう自分の命が長くないことを悟ってしまいます。
・・・ぽんちは、どういう風に人生の幕を閉じるのでしょうか・・
は、読んでみてください。
2匹のいがみ合いは、まるで、人間のよう。
自分も思い当たる節があります。
そして、死を前向きにとらえたぽんち。
最後には、
「いい いっしょうをおくれて おれはしあわせだったよ」
と死んでしまうのですが、子供にも、とても解りやすく描かれていると思います。
少し、長めなので、4,5歳の子からがいいと思います。
うちの4歳の子は、次回の保育参加で読む本は、これだね。と、気に入った様子でした。