いがみ合っていた国籍の違う3人が、先を競って火星に到着。
そこで見つけたのは、見るからに醜い火星人。
悪い奴に違いないと3人は力を合わせて火星人を攻撃。
しかし、実は心の優しい火星人。
小鳥のヒナを世話する火星人を見て反省し、
最後は仲良くハッピーエンド。
絵本ですが、少なくとも低学年向けではない。
国籍の違う三人が無駄にいがみ合う姿は、
とてもじゃないけど低学年の子どもには見せたくない描写。
低学年の子は、そもそも言葉が違うとか見た目が違うという理由だけで人を差別しないし、醜い姿だからなんて理由でいきなり殺そうともしない。
ここは子どもに与えたくない余計な情報でした。
著者は、イタリアの哲学者&思想家なんだそう。
いいお話なんだけど、
いいお話を作ろうとした感が否めない。
道徳の副読本(教科書)のような印象を受けてしまいました。
中学生以上の大人は素直に受け取ればいいんだと思う。
良い評価のレビューを見て、私は偏屈なんだろうか、とも思う。