しげちゃんが仲良しのあらたちゃんに向かって、「あーちゃん」って呼んだところ、あらたちゃんがそのことをしげちゃんのおかあさんに報告するところで、必ず涙が出てしまいます(福祉をテーマに学習する小学4年生のクラスで読んだときも、胸が詰まってしまったことがありました)。
ゆっくりと成長するしげちゃん。そんなしげちゃんを見守り、一緒に喜んでくれる友達がいること。
こんな素敵な関係は「勉強する」ものではないと思う。学校で「勉強する」福祉・障害といった言葉に、型どおりの構えたイメージを植え付けられていそうな子ども達に、「ここから始まってるんだよ」と伝えたかったんだけど、あのとき、伝わったのかなあ・・・。