”セミ”に惹かれて、借りた本。
読んでみて表紙の男の子の厳しい目の理由が分かりました。
お話はショックな始まりです。
国語のノートを買いに行った近所の文具屋さん。
欲しくもない赤い消しゴムをポケットに入れてしまった僕。
間違って買ってしまったのは算数のノート。
イライラして、周りにもあたってしまい、
どんどん悪い子になってしまう気分になる僕。
夢に出てきた赤いセミが僕の心に引っかかっているものを
象徴してるように感じました。
自分にウソはつけないですから…
お話に登場する大人の対応が素敵でした。
自分でちゃんと悪い子にならない道を選んだ主人公もエライ!
最初”セミ”に惹かれて
『セミとりのお話?』なんて思い手にとった本でしたが、
重いテーマを分かりやすく伝えてくれる絵本でした。
きっと息子も、主人公が勇気をもって告白し謝ったことに
ホッとしたことと思います。
低学年のウチに子どもに読んであげれて良かったです。
親としては我が子にこのようなことが起こらないようにと願うばかりです。