昔、ゴンサルヴェスの初期作品を書店で見かけ、素敵な絵本だなあと思っていました。
そして、考えてみると、ウチには一冊もないと気付き、最新刊のこちらを購入しました。
さて、読もうという時、美術を学ぶ高校生の息子がたまたま近くにいたので、一緒に読みました。
表紙を見た時から「何コレ!」と興味津々でしたが、じっくりとその表紙を眺め、「僕、この人になりたい」という位気に入った様子。
一場面毎に丁寧に眺めていきました。
私と息子が気に入った場面は、2つの図書館?のシーン。勇気が湧いてくるような変容でした。
凧を揚げる人々の場面も、風刺が効いていて楽しめました。凧揚げをしようとせずに、人々を眺めている子どもが良い味出しています。
その翌日、小5の娘とも読みました。
娘が気に入ったのは、ウエディングケーキを作る女性のシーン。「ロマンティックだねえ」との感想でした。それから、岩の船出の場面も好きだったようです。
他のどのシーンもそれぞれ立ち止まってじっくりと眺めて考える場面ばかりでした。
購入して大満足です。他のシリーズも全部揃えたくなりました。