食育絵本としてずっと気になっていたのですが、
ようやく読むことができ、その内容に大満足です。
納豆嫌いの5歳のしょうた。
そのしょうたが、おじいちゃんの畑で大豆を育てることから体験し、
納豆作りまで体感する様子を追った写真絵本。
大豆の生育を観察するしょうたの感性にもびっくりです。
畑の肉とも言われる大豆を、丸ごと知ることができますね。
大人だって、納豆の作り方はなかなか知らないだけに、
親子で学べますね。
今更ながら、伝統食のすごさを感じます。
お米の脱穀した後のわらや籾殻が十二分に生かされているところは
素晴らしいと思います。
そして、ご飯に乗っかった、ねばねば納豆。
おじいちゃんの気持ちまで気遣えるしょうたくんは立派ですね。
でも何より、3歳の頃びっくりした食感を「うまい!」と感じられたところに、
しょうたくんの成長が伺えます。
納豆の効用もしっかりと語られています。
やはり大切にしたい伝統食です。