動物画の第一人者として知られる薮内正幸さんの作品です。
「どうぶつのおやこ」「どうぶつのおかあさん」等の精緻な動物の絵が、とても気にいっています。
今回のテーマは身を守ること。
登場する動物の身の守り方は、大体知っていたものですが、それを小さい頃にこんなに分かりやすく見せてあげることが出きるのは、とても贅沢なことのような気がします。
自分が知っているのは、様々な媒体を通しての情報が集約した結果だと思うからです。
ただ、身を守るという行為がどうして必要なのかが理解できないと、単なる変身する姿と捉えられてしまうかも知れません。
人間はそれだけ強い生き物なのだから、仕方のないことなのでしょう。
「どうやってねるのかな」は、自分の身に置き換えることができるので、もっと興味を持って聞いてくれるのではないかと思いました。
薮内さんの動物の絵本は、シリーズとして読み聞かせをしてあげると、効果絶大だと思います。
動物園に行く前に是非読み聞かせして欲しい一冊です。