全文を暗記している訳ではなかったので、改めて読むと、こころにささる文がたくさんありました。
1ページに一文というところが、ひとつひとつの文章を噛みしめ、思いを馳せる時間を与えてくれます。
きっと宮沢賢治も、同じようにこの文章を生み出したような気がしました。
この名作を絵本で愉しめるということが、最高ですよね。
うたのような、呪文のような文章は、意味が理解出来なくても愉しい。
意味が理解できるようになってからも、感じることは、きっと読むたびに変わる…。
絵がまたいいですよね。色使いが華やかで、癒される感じがしました。
絵本だから手に取りやすい。
絵本だから表現できたこの『間』。
ずっと手元に置きたい一冊だと思いました。