布団に入ってすぐ眠る子もいれば、眠らない子もいる。
我が家の長男は、後者。主人公のクマの子みたいに、よく「眠くない!遊ぼう!」と言う。
親からすれば早く寝てほしいけれど、自分も小さい頃、よく同じ事を言っては母を困らせていた。
クリスマスの興奮が醒めなかったり、明日の遠足が待ちきれなかったり、その時によって理由はまちまちだったけれど、いつだって子どもにもちゃんと理由があったのだ。
そう考えると、我が子にも「早く寝よう」と無理強いできなくなる。それに私は、寝ろと促されるほど、「寝るまいぞ」と反骨心を出していたし…。
だからこういう時は、のんびり待つ方が案外、早く寝てくれる。柔よく剛を制すとはよく言ったもので、この母グマのように、「やっと眠くなったのね」とユルいくらいでいいのだ。
疲れていると難しいけれど、できるだけガミガミ母さんは置いておこう。そして、のんびり構えた母グマになろう。