表題にひかれて手に取りました。これは、なかなかおもしろいと思い読んでみたのですが、くりかえしくりかえし読むことで、この本のテーマみたいなものがジーンと心に残りました。
なんでも多数決で決めるんじゃなくて、なかなか声に出せないというか出てきにくい意見をみんなで考えていく事、大きい力のものばかりの考えかたばかりでなく、本当に力のないものの意見を取り入れていくことが、豊かな社会をつくっていくんじゃないのかなと思いました。
子どもが言う事をうるさいとか、後にしてとか。この声こそ一番に聞くべきものだと思います。自分はそれができているかは疑問ですが、なにかをしながら聞くんじゃなくて、子どもの目を見てはなしを聞いていきたいです。
お互いが自分の主張を通すのではなく、静かに集まりまわりの音(声)に耳をすますことが大事なのではないでしょうか。目先のことにとらわれず、静かにすることで見えてくるものがあると思います。
大人にも読んでもらいたい本です