読みながら「現実にはいないよね、てのりにんじゃ」と思っても、読み終わる頃には、「いる?」「いたらいいなぁ〜」と気持ちに変化が・・・。
てのりにんじゃは真剣なんだけれど、子どものいる一般家庭での修行のあれこれ、やることなすこと、楽しくって!アイデアをだす作者さん、それを形にして描く画家さん、息がぴったりですごく楽しい絵本になっていると思います。
力尽きて迷い込んできた てのりにんじゃが元気になって修行して、お役目のために去っていく。うーん、さびしい。でも今度は、とてもカッコよく帰ってきてくれるみたい。
すべて「もしも」の話だけれど、こんな風に妄想することも楽しいなぁーと気づかされました。