のぶみさんの本は、きっと賛否両論あるようですが・・私はその「否」の方に含まれる読者なのだと思います。
ですので、賛の意見の方もいらっしゃると思いますが、私はここでは「否」の感想を書かせていただきます。
絵本を大事に思い、子どもにメッセージとして命を伝えていくには、表現が愉快過ぎて、私は、またあの代表作であるおばけになってしまう絵本と重なる部分を感じました。
もしかしたら、この絵本は、前作のママがおばけになっちゃったが賛否両論だったから、いのちを真面目にとらえようと軌道修正した絵本なんでしょうか?
チューリップの花が咲くまでの間、子どもがずっと病気だったっていう描写自体も、10月に植えた球根が春になるまで・・ずっと子供が病気になっていたという設定でしょうか。
最期の方で登場してくる時にはお部屋のおもちゃ一杯の中で布団で寝ている男の子。
ちょっと風邪をひいて寝込んでいたかのような描写に見えます。
この辺りが、ちょっと中途半端です。
病気として捉えるのならば、チューリップが咲く時期などを考えてもう少し設定も考えた方が良いのではないでしょうか。
描写が軽すぎます。
チューリップが一生懸命咲くさまはとても良いテーマなのですが・・
これだったら、チューリップの球根を植えた時に子どもに導入として読む気にはなりません。
大人に対しての絵本なのかな?
やはり今回も私的にはあまり・・・・な絵本でした。