子ども向けだからといって、適当な設定と言葉で無理矢理に命の大切さを描こうとしていて、作者さんの子どもたちに対する愛情が全く感じられない作品だと思いました。
突っ込みどころは多々ありますが、チューリップは秋に植えて春に花を咲かせること作者はご存じないのでしょうか?
男の子はそんなに長い間病床に臥せっていたの?しかも家で?
そんなに長い間ほったらかしにされた球根が花をつけることは不可能ですし、
これなら放っておいても花は咲くんだと子どもたちは思うのではないかと心配になります。
それに、チューリップは球根なので種はできません。
子どもたちが読む本は、そのストーリーだけでなく、想像力をめぐらせたり、いろいろな知識を得られるものであってほしいと思っています。
なので、孫には決して読ませたくない絵本です。
作者さんには、もっと知識や文章力を身につけていただきたいと思います。