ぼくが間違えて乗ってしまったバスの行き先は しらないまち
おそらく間違えたことに気づいた時に,ぼくは本当に焦っただろう。
わけのわからないことばかりで,本当に不安だったろう。
持っているものは洋服から荷物からすべて無くして
はだかんぼうで帰ってきたぼくを母さんはしからなかった。
にこにこ笑って迎え入れた。
ぼくがいなくなって一番心配したのは母さんだったかもしれない。
しらないまちから無事に帰ってきたことを一番喜んだのは,
母さんだったのかもしれない。
私はこの本を読んで,まちがえも大きな愛で包んでくれる親のありがたさに気づいた気がする。こんな親になりたい。
こんな親が増えてほしい。そう願っています。