カメレオンがあこがれる動物の要素がつぎつぎ加わってごちゃまぜになっていくページでは、本の脇がインデックスのような感じに切り込んであってその動物の絵が入っており、辞典や図鑑好きの心をあおるつくりになっています。エリック・カールの本はこういった、ちょっとした仕掛け絵本みたいな部分もたまに盛り込んであるので楽しめますね。カメレオンが「元の姿がいいなあと思った瞬間に元に戻った」というお話の展開はむかしばなしのようで、ほっとするものです。0歳児には絵をみせてあげる程度ですが、もうちょっと年齢が上がってきたときに楽しみな本です。