とてもおめでたい感じの絵がたくさん載っています。
絵巻物っぽいと思ったら、本当に室町時代の頃に作成された干支の絵巻物を元に作られた作品だそうです。
この絵本では、干支の生き物たちがきりりとかっこよく描かれているのに、主人公のたぬきがいる干支から漏れた動物たちの方は、ギャグ漫画調な描き方で、石黒さんらしい対比のさせ方だなぁと、思いました。
表紙絵に使われている金箔は、絵具ではなく、色紙を切り貼りしているような気がします。
とてもきれいな金色で、神々しさも感じました。
原作の絵巻物の方も見て見たくなりました。