認知症についての物語。
作者の楠さんの実体験をもとに描かれた部分もあるそうです。
私の祖母も認知症だったのですが、
私がつばさくんと重なる部分があり、泣きそうになりました。
私の祖母もよく、私が母に怒られたらいつもかばってくれていて、あなたはいいこだからと言ってくれていました。
でも、そんな祖母が、同じことを繰り返し質問したり、ふらふらと徘徊するようになった時、私はだんだん祖母に優しく出来なくなっていたのです。
つばさくんは、ばあばが行方不明になったことをきっかけにまたばあばに優しくできるようになっていましたが、私はこんな風に優しい言葉をかけてあげられなかったことに後悔が残ります。