モンゴルの少年タオと、狼のボスバートルの成長を通して人間と獣の共存について考えさせられました。
物語を追っていくと、無理なく子供にも理解できると思います。
狼に家畜を襲われて憤り、「いつかたおしてやる!」と決意するタオ。
狼を倒すためにバートルの後を追い、いつしか狼のことをよく知るようになります。「もしかして、人間が動物たちの住処を奪っているのではないか・・・?」と疑問を持ちます。タオとバートル、お互いをよく知り、お互いを認め合った二人はどうなっていくのか・・・・。
悲しい結末でしたが、考えさせられるお話でした。