作者のターシャ・テューダーさんのことをメディアで取り上げているのを目にする機会が何度もありました。
電気に頼らず、広大な自分の庭を愛し、こつこつと手作り、手仕事にこだわって、周りの文明の進歩に惑わされることなく、自分の生き方を頑ななまでに貫いている素敵な人間性に感嘆して、そんな彼女が、初めて出版した絵本を手に取りました。
小さな子供に読んであげることを前提に小ぶりのサイズといい、角の丸くカットした中の紙といい、彼女のこだわりを感じます。
彼女の描く絵は、大草原のローラを思い出させるかわいらしい女の子と、その風景。
ハロウィンの季節にぴったりのかわいらしい絵本で、女の子向きという印象を受けました。