10歳の息子と読みました。
「原爆」 「原子爆弾」 という言葉は知っていても、
「放射能の恐ろしさ」 はいまだにピンとこない息子。
原爆ドームを主人公にしたこの絵本の、
作家さんがアメリカ人というのもとても驚きでした。
原子爆弾が投下され、広島の街が焼け野原になり、
その後街は復興しても、放射能は残っているのではないか。
そんな主人公ドーム君の思いで、
放射能の恐ろしさが子供にも伝わるように、工夫されている絵本です。
もちろん絵本中には「ほうしゃのう」なんて言葉はでてきません。
それでも、
2011年の震災で原発が爆発し、
その影響で今でも日本から輸出する食料品は、
放射能検査が義務付けられていることを
絵本を読んだ後に息子に話すと、
改めドーム君の心配ー放射能の恐ろしさが、
よく分かったようでした。
いつかこのドーム君に家族を連れて行って、
資料館をみせてあげたいと思います。