とても素晴らしいお話なのに、なぜこんなにもレビューが少ないのかと驚いた絵本。
お母さんと小さな女の子がお散歩に出かけるのですが、少し歩く度に女の子が何かを見つけて立ち止まり、沢山のものを発見します。
子供が小さい頃って、少しの距離でも全然進まなくて、目的があるときは、何度、早くしなさい!と言っただろうかと懐かしい気持ちになりました。
この物語のように、あてのない散歩にも行ったけれど、もっともっとそんなことをしても良かったんじゃないのかなぁと思うと、何だか泣きそうになりました。
こんな風にあてのない散歩ができる時間を大切に。と、昔の私に伝えたくなるようなお話でした。
子供が読むには面白いかは分かりませんが、大人が読むには、本当に素敵なお話だと思います。