アザラシが釣りに来ていたおじさんを自分のおじさんと間違えたことから、おじさんとの楽しい時間が始まります。
おじさんはかくれんぼや縄跳びなどいろいろな遊びに付き合ってくれます。「おじさんとのやりとりを描いた絵本」と言えばそれだけなのですが、その中にもユーモアが詰められていて、素朴に楽しい絵本だと思います。ちょっとした岩での鬼ごっこ、「そりゃ、すぐ捕まるよなー」とかどうでもいいけど、おもしろいのです。私は最後の終わりが長新太さんらしくて好きです。
長新太さんの絵はユーモアたっぷりだし、おじさんとアザラシのやりとりはほのぼのとして愉快!「何ともない」おもしろさが味わえる1冊だと思います◎