絵ばかりかいている、おじい。そんなおじいのことを馬鹿にしていた村人は、ある日おじいの書いた凧の絵を見て、「剛毅な絵だ」と感じ入ります。そこからは、おじいの評価はうなぎ上り。
絵がうまいとか、人よりすぐれたことがあることはとてもいいことです。
そして、この絵本のすごいところは、途中で地震が起こる場面。地震が起きた瞬間、「海を見ろ」と。そして海の水が、沖の方まで引いているのを見て「みんな山へ逃げろ!!」と。
地震国日本。絶対知っておかねばならないことです。地震のあとには津波がくるということを。この絵本で娘達は知りました。きっと田島さんの絵で忘れないと思います。