3匹のさるのうち、二匹のさるが2本のバナナを一つずつ食べる。
もう1匹の分がない!
そりゃあ泣くよね。
でも、はんぶんこって簡単だけど、
3分の2の分量をあげるってちょっと難しい。
と思ったら、たくさんあったのね。
みんな幸せ。まさにハッピーエンド。
息子はもう7歳だけど、「あー、よかった」と最後は笑顔に。
はんぶんこって大事なことだけど、
自分の大好きなものが半分になってしまう悲しさったらないですよね。
小さい子にむりに「はんぶんこ」って道徳的価値観を押し付けずに、
とにかくハッピーな本。
よく考えたら世の中、「はんぶんこ」って絵本ばかりで、
意外にもこういう本に、息子も私も出会ってこなかったかも。
もっと小さいころに読んであげたかったー。
幼少期でも、日常生活では我慢を強いられることが多くて、
「はんぶんこ」って言われっぱなしなんだから、
絵本の世界だけでも幸せな気分に浸りたい。
いい絵本だったなあ。