ちいさなかがくのともの本です。
植物や昆虫、もちろんカエルもきれいに描かれた本です。
この本を読んで、カエルがモンシロチョウを食べることを知りました。
でも、モンシロチョウを、うまく取ることが出来ません。
自分もへびに食べられそうになります。
自然界では、何もかも思い通りになることはなく、天敵がいて、厳しい世界だということを、そっと教えてくれているような絵本です。
生き物が擬人化されていない分、リアルですが、
子供向け = かわいい、面白い、メルヘンチック
だけではなく、こういう本も必要だなと思います。
命は大切ですが、実際問題、蚊がいたら、”つぶす”わけで、それも、自分を守るための手段です。
もちろん、害を与えない虫とは共存する”優しい気持ち”は必要です。
そんなことを考えながら読みました。
【事務局注:このレビューは、ちいさなかがくのとも年中向き 2005年05月号刊行 に寄せられたものです。】