6歳の娘と読みました。
しずかな海辺の町で日々繰り返されるある一家の生活が
静かに描かれた絵本です。
毎日海の下の炭鉱で働くお父さん、
おひるごはんを作ってくれるお母さん、
朝から夕方まで外で遊んでは帰ってくる子ども。
夕方お父さんが帰ってきて、シャワーをして夕飯を食べて
ベランダに出てコーヒーを飲む。
そして大きくなったら同じ炭鉱で働くこどもたち。
なんだか都会の気ぜわしさや忙しさ、
受験や就職といったことに頭を悩ませている私たちには想像もつかない
穏やかな毎日の繰り返し。
日々、同じ暮らしを営んでいけることの幸せ。
なんだか寝る前に落ち着いた気持ちになれた一冊でした。