ティラノザウルスシリーズの第5弾。
このシリーズ、どの絵本にもたくさんの愛が描かれていて、心がじーんとあつくなります。
「このよのなかは ちからのあるものが かち。」と思っているティラノサウルス。
でも無邪気なトリケラトプスの子どもたちと出会うことによって、本当に大切なものはなにかということに気付いていく。
子育てをしていて、無邪気な子供の姿に何度となく助けられたことがあります。
子供のもっている不思議な魔法。
それにティラノサウルスもかかったのかなあと思ってしまいました。
そしてお話を通して思ったのが、ステレオタイプになってしまっているまわり。
「このよのなかは ちからのあるものが かち。」と誰もが疑うことなく信じているということ。
こうなるのが一番怖いことなんですよね。
イジメが社会問題化されていますが、イジメがなくならないのもまさにこのステレオタイプが問題なんだろうなあと思っている私としては、私自身ができることってなんだろう、どうしたらステレオタイプにならないようになるんだろうと考えちゃいました。
そして肝に銘じなくては思ったのが、トリケラトプスの子供が大人になったとき、子供達を守った行動。
ティラノサウルスから受け継いでいるものがあるということですね。
子育てをしていくなかで、子供に、そして教育者としては次世代の人に何が大切なのかをきちんと発信していかなければならないと改めて感じちゃいました。
息子も大好きなシリーズなので、とっても気に入っていたようです。
ティラノサウルスの姿(トリケラトプスを助ける姿)にかっこいいと感じたようです。