この感想を書く前に、金垣さんと作者のお二人の対談も読みました。
絵本を読んだだけではわからない制作秘話((笑)?)などもいろいろ知ることが出来て楽しかったです。
「うし」の感想を書く方はまず、この対談を読まれることをお薦めします。
で、本編の「うし」ですが、表紙を見た時からインパクトありました。
この高畠純さんならではのとぼけた顔がいいです。
めくっても牛、めくっても牛、牛しかいない絵本です。
もともとが内田麟太郎さんの「詩」なので、この繰り返しのリズムがたまらなく面白いです。
対談を読んで驚いたのですが、たくさん牛が描かれているシーン、高畠純さんはすべて手書きで、1体1体違う牛を描かれているそうです。
確かに、もう一度見直してみると、1体1体模様が違います。
プロの技、すご〜っ!
しかもこのたくさんいる牛の模様の中には、内田麟太郎さんと高畠純さんのイニシャル模様の牛がいるそうです!
さぁ、探してみてくださいね。
最近、読み聞かせの導入に「詩」の絵本をよく使います。
こうすることで、子どもたちの聞く「耳」が大きくこちらを向いてくれるような気がします。
この「うし」もこれからフル活用させていただこうと考えています。