電気を消してベッドに入ると、急に気になる時計の音や風の音。
子どもの頃、暗闇の中でどんどん膨らんでいく想像に、眠れなくなったことを思い出しました。大人になると全くそんなものは怖くなくなったけれど、大事な何かももしかしたら見えていないのかも…と思ってしまいます。
子どもたちには、きっと現実以上の音が聞こえて見えてるものがあるのでしょう。おうちが持ち上げられて水の上に…なんて本当にこわーいことだけど、夢と現実の狭間で行ったりきたりしてる子には、優しく接してあげたいものですね。最後にはお父さんが帰ってきてほっと安心します。
accototoさんの、切り絵のような丁寧なイラストが魅力的です。