ある「さんぽひも」のおはなしです。決して犬のさんぽに連れて行かれる「さんぽひも」ではありません。ついてこなくてもいいのに犬がついてきてしまうことにちょっと不満な「さんぽひも」のさんぽでのおはなしです。
でも、その余計なお供の犬のおかげで、思いがけない出会いが巡ってきました。今までにない心の動き、親友の「つなぎひも」とのやりとり、この描き方がステキです。
絵で展開するかたわらの犬の行動、これがまたかわいくて楽しい。
小学1年生以上となってますが、大人の童話としてもいけそうです。
もちろん、子どもは子どもなりに、心にリンクするところがあると思います。