仏様が主人公になった絵本がそもそも珍しい。
しかもその仏様たちの運動会というのだから、その発想の新しさにまず驚きました。
仏様の他にも、沢山の菩薩や神様も参加しての大運動会。
表紙見返しにも色々と描かれていて、とても勉強になりました。
その舞台になっている運動場も、大きな亀の上の大きな象の上にあったりして、なんともスケールの大きさを感じました。
普段は手を合わせる対象でしかない仏様たちが、こんな運動会をやっていると思うと楽しいですね。
どの仏様や神様も、とても人間的で魅力があります。
和光同塵という言葉もありますが、普段は遠い存在の仏様たちが、より身近に、親しみを感じることができました。
こんなに仏様の絵が詳しく描かれているのはスゴイ!と思ったら、挿絵を描かれているのはなんと浄土宗の僧侶もなさっているイラストレーターの方とかで、とても納得しました。