ねむれない時はひつじを数えて。
子どものころ、やっぱりひつじが頭の中に大量発生してねむるどころではなくなることが何度もありました。ウチの羊はハードルを越えていくのです。飛び越せずにハードルを倒す羊のために直してやったり、順番待ちの羊たちが渋滞したりと夢のような妄想のようなイメージをよく覚えています。
主人公も広がるイメージとずいぶん格闘して、なんとか静かな眠りを得ます。
全体に日本の作家とは少し風合いがちがうのが感じられますが子どものあたまの中には無限の世界が広がっているのはどこも同じようですね。