おくはらさんの元気な絵が好きなので、読んでみました。
宮沢賢治の独特の言葉使いに、ぴったりとマッチしている感じのする
素敵な挿絵でした。
はじめは、命をかけて正しいことをしたのに、突然手に入れた
あまりにも大きなものに、初めは戸惑いながらも、
ずるずると悪い方向に進んでしまいます。
一生かがやきを守ると自信に満ちていたものが、
たった6日だったとフクロウに言われるような始末。
その間、始終正しい方向に導こうとしていたお父さん、
最後にやさしく支えてくれたお父さんが素晴らしいですね。
賢治の生きる姿勢を感じるお話です。