2歳の息子は毎日何度も読むくらいに「モカと幸せのコーヒー」が大好き!
そんなモカファン待望の新作!!
モカにそっくりなマローネちゃんに戸惑わないかなと思いながら、「モカのお友達だよ」と読んでみると、嬉しそうにお話を聞いてくれました。
「モカと幸せのコーヒー」は主人公の「ぼく」が絵には出てこないので小さな子には理解するのが難しい部分があったり、マネしてちょっぴり困ってしまうセリフもあったりと、どちらかというと大人向け。
この「マローネとつくるクッキー」は1ページの文字数が少な目で、マローネちゃんが話しながら進んでいくストーリーなので、小さな子にもとても分かりやすくて、読みやすい絵本です。
「モカと幸せのコーヒー」との話の繋がりはないので、本編を読んだことがない人が初めて読んでも楽しめる作品だと思います。
お話が素敵なのはもちろんですが、やはり刀根さんの絵本の魅力はイラスト!!表紙はもちろん、1ページ1ページ全てが可愛さでいっぱいです!!
表紙の次のページの見返し紙には色々なクッキーが敷き詰められていて、「コレとコレにする!」と沢山クッキーを選んでいました。
モカのとりカップはもちろん、「おおきなおおきなにんじん」などもこっそりと出てきたり、刀根さんファンには嬉しい仕掛けもある絵本です。
コーヒーはもちろん、チョコレートも口にしたことがない息子ですが、クッキーは食べたことがあるので、いつも見るクッキーよりも綺麗で美味しそうなマローネのクッキーに興味津々。
ジャム・ナッツ・チョコレートが出てくるページでは、「ジャムにする!」と嬉しそうに指さしていました。
是非マローネのつくるクッキーと同じクッキーを作ってあげたいなと思いました。もう少し大きくなったら一緒にも作れるようになるかな。
あとは是非、モカとマローネが一緒に出てくる絵本も読んでみたいなと思いました。いつかまた新作が出ることを期待しています!