田島征彦さんが、淡路島の野良犬や動物愛護センターのことを取材して描いた作品だそうですね。
野太い絵が重厚です。
としおが拾ってきた子犬は、家族に迎えられ、幸せに飼われていたのですが、
とうさんが東京転勤となり、家族全員で引越しすることに。
ボンと名付けられた犬は、とうさんが預けると嘘をついて捨てられてしまうのですね。
ボンは野良犬と一緒に過ごしますが、交通事故にあい、大けがしたうえ、
動物愛護センターに引き取られます。
ボンの数奇な運命が切ないです。
後半、戻って来た家族との再会も、いろいろと考えさせられます。
野良犬の現状、動物愛護センターの職員の思い、動物を飼うことについて、
深く考えさせてくれます。
小学生くらいからでしょうか。