子どものころから好きな作品でした。幼い私にとって、赤いくつの内容は衝撃が強かったのですが、それでも好きでした。
読み進めて記憶がよみがえってきたのですが
主人公のカーレンは一度、暴走する赤い靴をぬぐことができているんですよね。(みんなに協力してもらって、なんとか・・・)
そこでやめればよかったのに、どうしてまた赤い靴をはいてしまうのか・・・。
なんだかもどかしい気持ちになりました。
一番怖かったのは、切った足が躍りながら再び現れる場面です。不気味でした・・・。
絵を担当されているのは降矢さん。
とても可愛い絵だけれど、なんだか異様な感じで(カーレンが町で踊っている時に、周りの人はなぜかみんなコケシでした)
薄気味悪さもあって、でも最後は優しくて・・・。
いろいろな魅力がつまっていて、良かったです。