子供の学校の教科書に掲載されていました。
学校の子供達が、「花いっぱいになあれ」という思いを込めて、
花の種をつけた風船を飛ばします。
ふわふわ飛んだ赤い風船が一つ。山の方へ山の方へ・・・
山で昼寝をしていた、こぎつねのコン。
目の前の赤い風船を見て、赤い花だと信じて土に植えてやります。
次の日、しおれてしまった”赤い花”に、がっかりしてしてしまうコン。
でも、数日後、奇跡が起きるんです!
コンは、とってもきれいで純粋な優しい気持ちをもっているんですね。
文章を読んでいるだけで、コンの嬉しい気持ち、悲しい気持ちが、
ストレートに伝わってきます。教科書に掲載されるのもうなずけます。
ラストシーン、学校の子供達とコンの思いが重なり合って、
とっても素敵なラストになっています。
世の中、本当に花いっぱいになって欲しいものですよね。
お花を見て怒る人はいませんから、ね。