5歳の次女と一緒に読みました。すると、なんだかとても懐かしいような気持ちに。たぶんちいさい頃読んだことがあるのだと思います。また再び出合えたことに感謝です。
毎朝四時起きで、町じゅうに乳製品を配達している「ミルクやさん」。毎日毎日奥さんがたと天気のはなしをするのにうんざりしてしまって、ある朝、トラックにどっさり乳製品を積み込んだまま、配達には行かず、ドライブに出かけてしまいます。気の向くままにすすみ、やがて森の中の湖にたどり着きました。
ちいさい頃、ミルクたっぷりのおいしそうな食べ物をたくさん食べることができる「ミルクやさん」がとてもうらやましく思ったことを思い出しました。
大人になって読むと、ミルクやさんが日常から逃げ出してのんびりしたくなる気持ちがよくわかります。そして自分を待ってくれている場所へ帰る安心感も。
忙しい日常にちょっぴり疲れてしまった大人も癒される絵本かなと思います。