とても絵が繊細で、特に描かれてるわんちゃんにも、おじいちゃんやおばあちゃんの表情にも見入ってしまいました。本当に絵が全てを語っているといっても間違いはない、そう思いました。
文字はなくてもこれだけ絵で表現できるなんて、本当に凄いな、って思いました。
捨てられていたわんちゃんをおじいちゃんが拾ってあげてから羽の生えたわんちゃんが飼い犬のわんちゃんと食事をしている時の嬉しそうな表情、何とも言えませんでした。
楽しそうなわんちゃんの生活も後で全く違う物になってしまうなんて、はじめは全く想像もしませんでした。
この絵本を通じて、生き物を大切にする気持ち、ペットを飼う際の責任感、そしてペットと共に生きることの嬉しさ、辛さ、悲しさ・・・。色々と感じました。
我が家は犬ではありませんが、猫を飼っています。普通の猫ですが、やはり大切な家族です。一緒にいる間は幸せでいて欲しいと思っています。
羽の生えたわんちゃんも、きっとおじいちゃんやおばあちゃんに大切にされて嬉しかったことだと思います。最後に涙が出そうになった時に、ふと微笑みがこぼれてしまいました。
とても絵だけでここまで表現できるなんて、ここまで感動してしまうなんて、本当に絵本の力ってすごいと思いました。命の遠とさまで考えさせられてしまう、素敵な1冊でした。