まず横長の細長い装丁が面白いです。
表題の通り、靴があったら何をする?と、男の子と女の子が大人の服を着込んで展開します。
ナンセンスな詩ということで、いしづちひろさんの訳が軽快です。
その奔放さが子どもらしくていいのですが、
私はこの二人の微妙な関係にハラハラ。
特に女の子の反応は泣いたり、諭したり、バラエティー。
男の子がつい女の子のペースに乗せられてしまうのは、
夫婦経験者なら納得かも。
絵は『かいじゅうたちのいるところ』のセンダックさん。
子どもの表情がさすが!と感心してしまいました。
ラストはお見事、絶妙なオチです。