3週間くらい前に注文していたこの絵本がやっと届きました。抱きしめたいくらいきれいですてきな絵本です。
ベスコフのデビュー作。1897年のことです。ベアトリクス・ポッターの『ピーターラビットのおはなし』よりも4年も前のことです。(本書より)
全体を通して「ちいさなちいさな…」というフレーズが繰り返されていて、心地よいリズムと響きが楽しめます。
スゥエーデンでは良い香りのする白カバの葉などを小さく切って床にまく習慣があった(本書より)そうです。おばあさんの姿から昔の生活や文化を知ることができます。質素ですが暖かさも伝わります。
ファンタジーや民話の世界から生活文化まで幅広いテーマでたくさんの絵本を残したベスコフにあらためてありがとう、と言いたいです。
同時に改めて絵本(本)は借りるものではなく、自分のものにする意義を実感しました。