新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

新刊
ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック

ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)

SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。

  • 学べる
  • 役立つ

過去六年間を顧みて」 夏の雨さんの声

過去六年間を顧みて 作:かこ さとし
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2018年03月13日
ISBN:9784038082603
評価スコア 4.33
評価ランキング 16,330
みんなの声 総数 2
  • この絵本のレビューを書く
  •  断捨離で一番難しいのが、思い出の品ではないだろうか。
     写真や本でさえ処分するのがやっかいなのに、思い出の品はそれ以上だ。
     小学校の卒業アルバム、その頃の通知書、あるいは夏休みに描いた絵画、・・・。
     整理しようとまるで開けてはいけないパンドラの箱を開いて、へえこんなものが残っていたよと見るぐらいが関の山なはずなのに、捨てることができないのは、それらが思い出の品だからだろう。
     もし、あなたのところに小学校の卒業文集があったら、どうしますか。

     絵本作家のかこさとしさんが92歳で亡くなったのが今年(2018年)5月2日。
     かこさんが小学校卒業のときに書いた絵日記(というより六年間の歩み)がこうして本になったのが今年の3月で、なのでこの本に付けられた著書略歴には没年がない。
     まさにかこさんが私たちに残してくれた、最後の贈り物といえる。
     絵日記だからもちろん文は自筆で綴られているが、本としては活字で組まれるしかない。ただし、絵は小学6年生のかこさんが描いたものが使われている。
     その絵のうまさに、さすが将来絵本作家として大成する素養を感じる。
     しかも、表紙に描かれた自画像ともいえる少年の顔は、晩年のかこさんに、当然なのだが、そっくりなのだ。

     活字となった絵日記の合間あいまに、晩年のかこさんの「思い出聞き書き」がはさまって、その時々の情景を補足している。
     最後の「あとがき」には自身の父親のことを綴っているきっかけは、かこさんの父親がかこさんの小学生の頃の賞状などを写真で残してくれているのを知ったからだ。
     思い出はこうして大切にされていく。

    投稿日:2018/10/31

    参考になりました
    感謝
    1

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「過去六年間を顧みて」のみんなの声を見る

「過去六年間を顧みて」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

はらぺこあおむし / いないいないばあ / きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

みんなの声(2人)

絵本の評価(4.33)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット