以前「ターシャの庭」という写真集(本?)で、ターシャさんの自然の中で暮らす生活を拝見したことがあります。自然に逆らうことなく、動植物と寄り添いながらゆっくり時を過ごす姿が素敵で、とても印象的でした。
ある絵本雑誌に、この本はターシャの絵本作品の中でもご本人が一番好きだと書かれていました。
物語はコーギー犬、ウサギ、ネコそしてボガートという架空の妖精が住んでいる村のお祭りの話です。
アメリカの片田舎の古き良き時代の村祭りがこんなふうだったのだろうなぁ〜と思いながら読み進めました。国も違うのに、なぜだか懐かしくて心がじわ〜と温かくなるのです。こんな明るく楽しい世界に一度行ってみたくなります。夢が膨らみます。
また絵の一つ一つが細かなところまで描写されていて、とても美しいです。美しいものを見て、感じて生活しているターシャさんの絵本らしいなと思いました。
私はとても好きな世界の絵本で、いろんな方にオススメしたくなりました。