雨の日の保育園にやってきたにじいろのでんしゃに子どもたちが乗り込んでお話がはじまるのですが、絵本のなかの子どもたちと一緒になって電車にのっていろんなところに旅できる本です。トンネルのむこうに少しだけ見える世界にとてもわくわくします。そして、トンネルを抜けて広がる景色がとても楽しく、テンポよくお話がでんしゃとともに進んでいきます。
息子は何度見ても楽しいようです。見るたび楽しみ方が変化し、ページを行ったり来たりしてでんしゃの旅を楽しむこともあれば、それぞれのばしょの景色に描かれている細かなところを観察して楽しむこともあります。そんな息子の嬉しそうな顔が見られることや、間瀬さんの描くでんしゃの音は、読み聞かせをしていると本当にでんしゃが走っているようにきこえることから読んでいてとても楽しいです。
何度も読んだのですが、我が家では息子が、「にじいろでんしゃに乗ろうよ」とわくわくした顔でこの本を持ってひざにすわってきますよ。
でも、ページをめくればにじいろでんしゃがあっという間にお話の中に連れって行ってくれるので気持ちがわかります。
乗り物好きの男の子はもちろん、いろんな人が笑顔になれるオススメの絵本です。