だるまとてんぐなのに、子供なんですよね。
そのへんが、また面白いんです。
自分が子供の頃読んで、本当に面白かった、という覚えがあったので、
図書館でさっそく借りてきて、読んで聞かせました。
きましたよ、きました。やっぱり子供も大好き!
おともだちのてんぐちゃんの持っているゲタや帽子を
うらやましく思うだるまちゃん。
お家に帰って、同じものがないか、たずねますが、
どうもぴったりくるものがない。
でも、だるまちゃんは、自分でいいことに思いつきます。
いろいろ工夫するだるまちゃんには、感心してしまいます。
「花」と「鼻」をまちがえるだるまどんにも笑いますが、
なきそうなだるまちゃんの顔も面白いです。
(かわいそうですが)
ちょっと見には、「ヘンテコ」と取られかねない絵だと思うのですが、
やっぱり今も昔も人気があるのは、
その「ヘンテコさ」かげんにあるのかもしれませんね。
加古里子さんの味のある絵、本当に大好きです。