黒川みつひろさんのトリケラトプスシリーズの25周年記念の作品とのこと。
タイトル「はじめてのたたかい」とあるように、これはビッグホーンが若い頃のお話で、いわばエピソードゼロといったところでしょうか。
立派なツノを持つトリケラトプスに対して、鋭いキバのティラノサウルス。特にビッグの頭にティラノサウルスが噛みつく場面は迫力満点です。
細かい描写と色鮮やかな色彩もこの絵本の魅力。
初期の頃と違うのは、ティラノサウルスにフサフサとした毛が生えていること。この数十年のうちに、恐竜に関する研究も本当に進みましたね。
ビッグの勇敢さに群れを救われ、やがてミニクレバーとの間に子どもが生まれます。可愛いリトルホーンの誕生です。
はじめて読む恐竜絵本にピッタリな1冊です。