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白鳥とくらした子」 ルートビアさんの声

白鳥とくらした子 作・絵:シシリー・メアリー・バーカー
訳:八木田 宜子
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:2002年
ISBN:9784198616083
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 2
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  • 妖精さん

    シシリー・メアリー・バーカーの名を知らなくても、
    この絵をご存知の方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
    自作の詩に、絵を添えた「花の妖精」シリーズが有名ですが、
    それよりも日本人に広く名を知らしめたのは、
    某製菓メーカーのチョコレートのおまけとして入っていた、フラワーフェアリーカードです。
    何を隠そう、その昔私も、このカード欲しさにチョコを食べまくり、
    虫歯をたんとこさえました。

    彼女の繊細で細密な少女や動物、花たちの絵は、読み手を物語に、ぐっと引き込む力があります。
    この本は児童書なのですが、1938年に出版されており、読むと昔懐かしい香りがします。

    善良な、正しい心を持つ可憐な少女は、
    船のりの父と離れてくらすことになります。
    けれど、少女の世話を頼まれた女性は、なんとも欲深な人間。
    彼女に虐げられ、少女は着るものもままなりません。
    けれど、その昔、少女の父が助けた白鳥が、彼女を救いにあらわれます。
    …ね、なんだか懐かしい響きじゃありませんか?
    いまどきの児童書には、あまりないテイストかもしれません。
    でもついつい先を急ぐように読んでしまうのですよね。
    ああ、善良な女の子がこんなひどい目にあうなんて、ぜったいイヤだわ、とつい、昔にもどって、あっという間に読んでしまいました。

    バーカーの挿絵、本当にしみじみと魅せられてしまいます。
    少女スーザンは、純粋無垢で、まるっきり妖精そのものです。

    ああ、あのチョコのカード、どうしてとっておかなかったんだろう。
    今頃私は後悔しているのでした…。

    投稿日:2006/11/12

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