最初に「小さな声で読むお話、そっとそっと・・・」とあるので
普段は声の大きい私も、自然と小さな声になって読みました。
読んでいくほどに、そっと読む声にふさわしいお話だと
しみこむように伝わってきます。
ハリネズミの家族がおおかみから身を守るというストーリーですが、
その独特の絵の表情がかもし出す世界観がすばらしいです。
娘はなぜか、この本といっしょに「てぶくろ(ウクライナ民話)」を持ってきます。
装丁の感じと訳者が同じなので、彼女の中では同じグループの本だと思っているようです。
寒い地方のお話だというのを、隅々に感じるのかもしれません。