きびしい自然の中で暮らす民族だからこそ生み出される知恵を感じました。
自然の猛威によって大切な農地や動物を売ってしまったあとも、その場所でできることで生活し、家族の絆を頼りに、あるものの中から知恵を得て、夢もみていく・・・
壊れてしまえばつぎのもの・・・飽きてしまえばまだ使えるのに品を換え、自然のままだと採算が合わないから人工的なもの・・・なにか近代的な世の中が滑稽であわれに感じます。
人も自然の一部として生まれ、生きていく中には、どうすることもできないようなことも体験し、だからこそ、この絵本のように将来の夢を神秘的な描き方で導きだすような表現も生まれたのかなと思います。
歌を歌いながら仕事をする・・・昔の映画によくありましたよね・・・なんか、そういうのって、すごくあこがれるんですよね。